平成28年度

◇平成28年6月の送検事例 

事例1

作業主任者を選任しなかった事業者を
労働安全衛生法違反で書類送検

 

 中央労働基準監督署は,平成28年6月2日,解体工事業を営む会社及びその代表者を,労働安全衛生法違反の容疑で東京地方検察庁に書類送検した。

 

〈事件の概要〉

  平成26年12月6日,東京都千代田区内の解体工事現場において,5階建て鉄筋コンクリート造の建物4階外壁解体中に外壁が倒壊し,倒壊した壁と4階床面の間に挟まれた労働者が死亡したもの。

  高さが5メートル以上のコンクリート造の工作物の解体又は破壊の作業を行う場合には,コンクリート造の工作物の解体等作業主任者技能講習を修了した者のうちから作業主任者を選任しなければならないところ,同工事現場においては,資格を有する者を選任していなかった

 

事例2 

墜落災害を発生させた事業者を労働安全衛生法違反で書類送検
異常が発生したドラグ・ショベルとともに運転中の労働者が墜落-

 

 中央労働基準監督署は,平成28年6月17日,解体工事業を営む会社及び同社の職長を,労働安全衛生法違反の容疑で東京地方検察庁に書類送検した。

 

〈事件の概要〉

  平成25年9月25日,東京都千代田区内の解体工事現場において,ドラグ・ショベルを用いて鉄筋コンクリート造の建物地下2階の解体ガラの撤去等の作業を行っていたところ,ドラグ・ショベルの上部旋回体部分が不意に旋回する異常が発生し,運転中の労働者がドラグ・ショベルとともに地下2階部分から地下3階部分に墜落し,両足を切断する怪我を負ったもの。

  ドラグ・ショベルを含む車両系建設機械については,定期に実施する自主検査を行った場合において,異常を認めたときは直ちに補修その他必要な措置を講じなければならないところ,本件では,その補修を行っていなかった

 

◇平成28年5月の送検事例 

事例1

違法な長時間労働を行わせた道路貨物運送会社を
労働基準法違反で書類送検

 

 江戸川労働基準監督署は,平成28年5月9日,道路貨物運送業を営む会社及びその代表者を,労働基準法違反の容疑で東京地方検察庁に書類送検した。

 

〈事件の概要〉

  平成25年7月26日,同社所属のトラック運転手が,建築資材を輸送途中の高速道路パーキングエリア内において意識不明の状態で発見され,翌日死亡したもの。

  労働基準法では,法定労働時間を1週40時間,1日8時間と定めているところ,時間外労働に関する協定を労働基準監督署に届け出ていない状態で,運転手に法定労働時間を超えて,1か月当たり127時間30分の違法な時間外労働を行わせていた。

 

事例2 

つり荷の落下による死亡災害を発生させた事業者を
労働安全衛生法違反で書類送検

 

 足立労働基準監督署は,平成28年5月24日,建築資材の販売及び取付工事業を営む会社及びその代表者を,労働安全衛生法違反の容疑で東京地方検察庁に書類送検した。

 

〈事件の概要〉

  平成25年11月18日,東京都足立区内の建設工事現場において,移動式クレーンによる荷降ろし作業中,吊っていた荷がナイロンスリング(吊り紐)から外れ,落下した荷に当たった労働者が死亡したもの。

  使用していた移動式クレーンは,つり上げ荷重が1トン以上であったので,玉掛け技能講習を修了した等の資格を有する者でなければ当該業務に就かせてはならないところ,資格を有しない者に業務を行わせていた。 

 

事例3

違法な長時間労働を繰り返した会社を
労働基準法違反で書類送検

 

 大田労働基準監督署は,平成28年5月27日,自動販売機によるソフトドリンクの販売等を営む会社及び代表者を,労働基準法違反の容疑で東京地方検察庁に書類送検した。

 

〈事件の概要〉

 平成25年7月1日から平成26年1月31日までの間,労働者に時間外労働に関する協定で定める限度時間を超えて,1か月当たり最長で158時間24分の時間外労働を行わせた結果,当該労働者が精神障害を発症するに至ったもの。

この記事に関するお問い合わせ先

労働基準部 監督課 TEL : 03-3512-1612

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